作るのは大変?梅肉エキスの作り方を解説!手軽に始める健康習慣もご紹介

「なんだか最近スッキリしない」「季節の変わり目が気になる」そんなお悩みはありませんか?

日々の健康維持に関心が高まる中で、古くから日本の家庭で親しまれてきた「梅」の力が見直されています。
特に、青梅1kgからわずか20gほどしか作れない貴重な「梅肉エキス」は、健康をサポートする成分が凝縮された伝統的な食品です。

この記事では、自家製梅肉エキスの作り方を詳しく解説するとともに、「作るのは大変そう…」と感じる方のために、手軽でおすすめの市販品までご紹介します。
ご自身のライフスタイルに合った方法で、梅のパワーを毎日の生活に取り入れてみませんか?

そもそも「梅肉エキス」とは?期待できる健康パワーの秘密

梅肉エキスとは、新鮮な青梅の果汁だけを長時間煮詰めて作る、黒くトロリとしたエキスのことです。
梅干しとは違い塩分を一切含まないため、塩分が気になる方でも安心して取り入れられるのが特徴です。
この黒いエキスには、梅の健康成分がぎゅっと凝縮されています。

代表的な成分を見ていきましょう。

期待の成分①:ムメフラール

梅肉エキスの最大の特徴ともいえるのが「ムメフラール」という成分です。
これは、生の梅や梅干しには含まれておらず、青梅の果汁を加熱して煮詰める過程で、糖とクエン酸が結合して生成される貴重な成分です。
このムメフラールは、私たちの体の巡りをサポートする働きが期待されており、健康的な流れを保ちたい方にとって注目の成分です。

期待の成分②:クエン酸

梅の酸っぱさの主成分である「クエン酸」。レモンや柑橘類にも含まれる有機酸の一種です。
クエン酸は、私たちが活動するためのエネルギーを生み出すサイクルにおいて重要な役割を担っています。

「もうひと頑張りしたい」「毎日を元気に過ごしたい」という方の、エネルギッシュな毎日を応援してくれます。

その他の豊富な有機酸やポリフェノール

梅肉エキスには、クエン酸以外にもリンゴ酸やコハク酸といった様々な有機酸が含まれています。
これらの有機酸が複合的に働くことで、体内のバランスを整え、健やかな状態を保つ手助けをしてくれると言われています。
また、植物由来の健康成分であるポリフェノールも含まれており、若々しさを保ちたい方にも嬉しい食品です。
※梅肉エキスは食品であり、医薬品ではありません。また、特定の病気の治癒や予防を目的とするものではありません。

自家製に挑戦!時間と愛情を込める「梅肉エキス」の作り方

 

梅肉エキスの素晴らしいパワーを知ると、自分で作ってみたくなりますよね。
ここでは、ご家庭で挑戦するための基本的な作り方をご紹介します。
自分で作るのは大変ですが、ぜひお試しください。

梅肉エキスの作り方

梅肉エキスの素晴らしいパワーを知ると、自分で作ってみたくなりますよね。
ここでは、ご家庭で挑戦するための基本的な作り方をご紹介します。

材料

青梅
1kg

用意するもの

おろし金
セラミック製、プラスチック製、または竹製のもの

土鍋、またはホーロー鍋(※酸に強い材質のもの)
絞り袋(さらし、または丈夫なガーゼ)
ヘラ(木べら、またはシリコン製のヘラ)
保存容器
ガラス製の瓶など(事前に煮沸消毒しておく)

作り方

  1. おろし金で、青梅の果肉をおろしていきます。
    種が硬いので、手を怪我しないように注意してください。
    この作業が最も時間と労力がかかります。
  2. すりおろした果肉を、さらしやガーゼでできた絞り袋に入れます。
    袋の口をしっかりと閉じ、ボウルの上で力いっぱい果汁を絞り出します。
    緑色で少し泡立った、とろみのある果汁が出てきます。
    最後の最後まで、一滴も無駄にしないように絞り切りましょう。この果汁が梅肉エキスの元になります。
  3. 絞った果汁を土鍋、またはホーロー鍋に移し、じっくり、コトコト煮詰めます。
    最初は中火にかけ、沸騰してきたら弱火にします。
    焦げ付きやすいので、木べらで鍋の底から絶えずかき混ぜながら、ひたすら煮詰めていきます。
    アクが出てきたら丁寧に取り除きましょう。
    水分が蒸発するにつれて、緑色だった液体が茶色、そして黒色へと変化していきます。
  4. 量が元の1/20~1/30程度になり、木べらですくうと水あめのようにトロリと糸を引くようになったら完成の合図です。
    焦がしてしまうと苦味が出て風味が損なわれるため、火を止めるタイミングが非常に重要です。
  5. 火を止めたら、熱いうちに煮沸消毒した保存容器に移します。
    梅肉エキスは冷めると急激に硬くなるため、この作業は手早く行いましょう。
    完全に冷めたら蓋をして、冷蔵庫で保管します。長期保存が可能です。

正直、自家製は大変…だから「市販品」という賢い選択

ここまで読んで、「やっぱり自分で作るのは大変そう…」と感じた方も多いのではないでしょうか。
実際、梅肉エキス作りは想像以上に時間と手間がかかります。

時間がない: 仕事や家事で忙しく、半日以上キッチンに立ち続けるのは難しい。
手間がかかる: 大量の青梅をすりおろしたり、焦げ付かないように混ぜ続けたりするのは重労働。
道具がない: 酸に強い土鍋やおろし金などを揃える必要がある。
品質の不安: うまく煮詰められず、焦がしてしまったり、ゆるすぎたりする可能性がある。

そんな時に頼りになるのが、市販の梅肉エキスや梅エキスです。
プロが厳選した梅を使い、最適な製法で丁寧に作っているため、品質が安定しています。
何より、思い立ったその日から、手軽に梅の健康習慣を始められるのが最大のメリットです。

忙しい現代人にとって、市販品を上手に活用することは、無理なく健康習慣を続けるための賢い選択肢と言えるでしょう。

迷ったらコレ!ライフメイトの「完熟梅エキス」がおすすめな理由

数ある市販品の中でも、特におすすめしたいのがライフメイトの「完熟梅エキス」です。
一般的な梅肉エキスが「青梅」から作られるのに対し、この商品はその名の通り、十分に熟した「完熟梅」を原料としている点に大きな特徴があります。

おすすめポイント①:栄養価が高いとされる「完熟梅」を使用

梅は熟すにつれてクエン酸やミネラルなどの含有量が増えると言われています。
ライフメイトの「完熟梅エキス」は、木で熟した紀州産の完熟梅だけを贅沢に使用。
青梅から作られたエキスとは一味違う、まろやかでフルーティーな風味も魅力です。

おすすめポイント②:梅干しづくりの過程で発生する梅酢を使ったアップサイクル商品

「完熟梅エキス」は、梅干しづくりの過程でできる「梅酢」から作られています。
一般的に再利用できずに廃棄されてしまう「梅酢」から独自技術で塩分を取り除き、濃縮しました。
梅干し作りの副産物である「梅酢」を新たな価値を持つ商品に生まれ変わらせる取り組みです。

おすすめポイント③:毎日の生活に取り入れやすい

「完熟梅エキス」は梅エキスに有機のアガベシロップと有機のフラクトオリゴ糖を混ぜ合わせた食べやすいペーストタイプです。

ティースプーンでそのまま舐めるのはもちろん、白湯や紅茶に溶かして飲んだり、ヨーグルトやドレッシングに混ぜたりと、様々なアレンジが可能です。
お料理の隠し味としても幅広く活用できます。

毎日の健康習慣は、何よりも「続けること」が大切です。
手軽で美味しく、品質にもこだわったライフメイトの「完熟梅エキス」は、あなたの健やかな毎日を力強くサポートしてくれるはずです。

まとめ

古くから伝わる日本の伝統的な健康食品、梅肉エキス。
その作り方は、青梅をすりおろし、絞り、ひたすら煮詰めるという、時間と根気が必要な作業です。
手作りに挑戦することで、そのありがたみや奥深さを実感できるでしょう。

一方で、忙しい毎日を送る私たちにとって、高品質な市販品を活用することは非常に合理的で賢い選択です。
特に、栄養価が高いとされる完熟梅を使ったライフメイトの「完熟梅エキス」は、手軽に美味しく梅のパワーを取り入れたい方にぴったりの一品です。

ご自身のライフスタイルに合わせて、自家製に挑戦するもよし、信頼できる市販品を選ぶもよし。
ぜひ今日から「梅肉エキス」をあなたの健康習慣に取り入れて、いきいきとした毎日をお過ごしください。

参考

JAみなべいなみ. (n.d.). 梅の主な成分と効能.
わかやま県産品. (n.d.). 梅エキス.

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